復讐の料理は熱いうちに

みんなで失恋の高速道路を踊りながらぶっ飛ばすぜ

I♡NY, I♡JW:1日目

6月にBOARDING HOUSE REACHをリリースしたばかりなのに、10月上旬にいきなりオフィシャルで

”Jack has added two more shows to the final leg of his Boarding House Reach tour.”

なんて言い出すから慌ててNYまで観に行ってきました。8月の西海岸のチケットを買っていたけど諸事情により行けなくなってしまったので今回やっとです。

BHRは今までより一層ロック以外の要素、特にブラックミュージックの色が強く出てて面白いアルバムだなと個人的には思ってます。らしさは勿論あるんだけど飽きがこないというか、これまでとは違うことをしてみたかったんだなというのが強く感じられるというか。LAZARETTOとどちらが好きかと聞かれると困るけど、とりあえず BLUNDERBUSSよりはかなり好きですw

最後NY、シカゴ、ナッシュビルの3箇所が発表されて、最終的に追加公演も発表されたNYへ行くことに決定。初めてのNYがジャック!ひゃ〜!って感じのテンションで予定を詰めました。(本当はナッシュビルも行きたかったけどお金ないし行ってもTMRぐらいしか行きたいところがない)

会場は1929年に建てられ一度閉鎖されたものの2015年に再オープンしたブルックリンのkings theaterで、キャパは約3,000人。バロック式の建物でこんな場所でジャックが観られるなんて…!こんな会場、日本でもあまりないと思うので貴重でした。

前日に雪が降ったNY、初日の朝にJFKへ着きそこからマンハッタンを観光。憧れのニューヨーク…この街でストロークスが誕生したんだなぁ、としみじみ。マジでお坊ちゃんじゃないかよ奴ら…

BHRは過去のアルバムと違い、ナッシュビル、LA、そしてNYでレコーディングされ、NYはSear Soundというスタジオで撮ったとのことでその前をふらっと通ってみました。タイムズスクエアから本当にすぐのところなんだけど、1本道を入ると全然人通りがなくて…たまたまホームレスと普通の白人男性と同じタイミングですれ違い白人男性は「コンニチハ!」と、ホームレスもよくわからないことを同時に言ってきたのでとりあえず両方無視したら、ホームレスが「ハローぐらい言えよこの野郎!」的なことを言ってキレ始めたから少しビビりました…

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マンハッタンからブルックリンへ移動し、アレックス・カプラノスの著書にNYで一番美味しいと書いてあったドーナツ屋 Peter Pan Donut & Pastry Shopへ寄りました。味は…個人的には微妙。そのドーナツ屋(グリーンポイント)から会場(ブルックリン中央部)へはメトロだと1時間も掛かるので会場へはuberで向かったんだけど、ブルックリンも意外と広いもんなんだね…

今回の会場は基本指定席で、オケピの部分だけスタンディングでした。初日は落ち着いて見たかったので1階の真ん中の列のステージ中央の席、2日目はスタンディングのチケットを買っておきました。ジャックは2日目最強説もあるからね。

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ジャックはこのツアーからphone-free showということで、会場内では強制的に携帯電話使用禁止でした。20時開演、前座あり…時間が分からないという部分以外は良いことだと思う。(ホール内に時計がなかった)ライブ中の写真は公式がアップしたものを好きなだけDLできて使用できる仕組みになっています。今回の前座はtame impalaみたいな音のthe nude partyという6人組のバンド。必要な時にはロビーでスマホを取り出せて使用できたらしいけど、面倒だったので大人しく前座を観て待ちました…

おそらく21時15分ごろ、ついにジャックがステージに!!!over and over〜でスタート!これ音源の数百倍かっこいい!!!なんだかんだライブの1曲目ってめちゃくちゃ印象に残るから、ライブ終わってからもBHRの中ではこればかり聴いてる!

次のdead leavesまでの繋ぎとその入りもかっこよかった!!dead leavesはストライプスの曲なだけあって、聴いてると色々な思い出がブワッと蘇ってきて泣けた…

hotel yorbaの前ではNY公演だからなのか「チェルシーホテルと似た名前の曲があるんだ!hotel yorba!(超意訳)」と言って歌い始めてました。ローカルネタってやつだね。

それからどんどん進化を遂げるcut like a buffalo、ヴォコーダーを使ったり今回も新譜(BHR)に寄せたアレンジでした。特にシンセが強く出ていたかな?

今回は聴けないかなと思ってたrose with the broken neckもまた聴けて。前回のサンフランシスコで聴いてから今こうやってアメリカに来るまでの4年間を思い出してしまいまた泣けてきた…この曲はジャックの生歌が最高です。

そして念願のcatch hell blue!!!!!いつも7NAの前に演るか!と見せかけて演ってくれないのでやっとです(涙)これICKY THUMPの中でも特に激しいサウンドで、実際生で聴いたらめっちゃ鳥肌立ったわ……ジャックがめちゃくちゃ動きながらギターを弾くんだけど、その時後ろに映ったジャックの大きな影が印象に残ってるな〜

最後7NAの途中、前の席のおっさん二人が喧嘩し始めて集中力がダダ切れしてしまった…前の席と私の席の間は段差があり通路になってるから、警備員もきて終わるまでずっと仲裁してるし。これ初日でまだましだったわ…

そんなこんなでライブが終わり、トイレに寄ってから外へ出てスマホを見たら23時05分。体感的にも少し短いかなぁと思っていたのでセトリを調べたら案の定20曲も演ってなかった。多分ライブ自体終わったのは22時45分ぐらいかな?今日は初日だけど追加公演なので明日が本番ってことでしょう。

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メトロの駅までは徒歩10分ぐらいだけど本当に1本道入ったら人がいないし暗いしでさすがに怖かったです。しかも1個後ろの駅に行ってしまった…(ここから乗ってた人もいたけど)おまけにメトロで変なおっさんに絡まれて延々と話しかけられてしまったという…やはり高くても帰りはuberlyftでホテルまで帰るのが賢明でしょう。この会場はlyftと提携してるっぽく乗り場が指定されてたのでlyftの方が良さそうでした。今日の反省を活かして2日目へ…

 

2018.11.16

JACK WHITE@kings theater

1.   Over and Over and Over
2.   Dead Leaves and the Dirty Ground
3.   Corporation
4.   Hotel Yorba
5.   Love Interruption
6.   Cannon
7.   Why Walk a Dog?
8.    I Cut Like a Buffalo
9.   The Rose With the Broken Neck
10. Catch Hell Blues
11. The Same Boy You've Always Known
12. Respect Commander
Encore
13. Icky Thump
14. Freedom at 21
15. My Doorbell
16. Connected by Love
17. Ice Station Zebra
18. Seven Nation Army